こんにちは、とらおです。2025年6月発売、「デスストランディング2 オンザビーチ」クリアしました〜!クリア後感想になるので、気をつけますがどうしてもネタバレが入ります。これから始める方は気をつけてください。できれば、クリアしてから見てください。共感できると思います。まだデスストの記事も書いてない中で、デススト2の話になってしまいますが、記事を書かずにはいられないほどの内容でしたの感想まとめです。
★こんな方におすすめ!
・映画が好きな方
・メタルギアソリッドシリーズが好きな方
・次にどうなるか分からないワクワク感を味わいたい方
プレイできるハード、難易度、クリア所要時間
プレイ可能なハード:PlayStation 5
難易度:★★★☆☆(選択可能)
クリア所要時間:ストーリークリアに40~50時間程度
簡単なデスストランディング紹介
デスストをプレイしていない方に向けて、まずは簡単にデススト1の紹介から。
デスストランディングは、物を配達するゲームです。舞台は荒廃した北アメリカ。タイトルにもなっている「デスストランディング」とは生物の大量絶滅のきっかけとなる現象で、BTと呼ばれる死者が各地に出現。詳しくは後述しますが、外を歩くだけでも命に関わる世界となってしまいました。建物や建設物、道路はほぼ全壊し、各拠点/住人たちはコミュニケーションすら取れない世界が、本作の舞台です。現代でスマホやPC、ネットワークがすべてなくなり、外は危険で外出できない。そんなイメージ持ってもらえれば。そんな中、主人公のサムは配達依頼を請けながら、カイラル通信というネットワークを繋ぐ使命を負います。デスストランディングによって孤立した住人たちを再度繋ぐため、北米大陸を横断する。デスストランディング1はそんな物語です。
本作は専門用語も多いですし、現実においても一般的ではない知識を求められるので、難しいです。が、大枠は下記のように理解をしてもらえると良いと思います。
大量絶滅をきっかけに世界中に危険な幽霊が出るように!危ないけど、アメリカ復興のために、まずはネットワークを繋がなきゃ!サム、行ってきて!
とこんなお話。1では北米大陸を繋ぎ、2ではメキシコ、そしてオーストラリアが舞台となります。
個人的おすすめ度と好きなポイント
おすすめ度: ★★★★★
個人的には本当に大好きな作品ですが、SNSを見ると賛否はあるみたい。複雑なストーリーやSF作品が好きな方でぶっ刺さらない方はいないと思います。
①ゲームと現実のリンク
前作から専門用語が多い本シリーズですが、意外と現実の事象とも結びつきが強く、設定に説得力が増しています。いくつか紹介してきます。
◆カイラル物質
カイラル物質というのはゲーム内の物質ですが、その物質からカイラル通信やカイラルプリンター≒3Dプリンターなど、現実にあるハードと類似したものが作られています。
◆対消滅(ヴォイドアウト)
現実では物質と反物質が合わさることで起こるとされている化学反応。現実ではほとんど残って否とされている反物質ですが、本作では生者とそれに対をなす死者(BT)として表現され、両者が遭遇すると大爆発が起こるという設定。
◆ビーチ
本作のビーチは、人が命を落とす際、あの世に向かう際に通る海辺のような場所。ビーチは各個人にあるとされ、ビーチが現世と繋がった結果、BTがこの世に現れるようになりました。私はビーチを、日本でいう三途の川として理解しています。
オリジナル設定が詰め込まれていながらも、現実での科学や宗教観に当てはまる要素も多いです。そのためファンタジーな設定にも説得力があり、没入感に一役買っています。
デスストランディング1、2に登場する現象や組織、人物やテクノロジーなど少しずつ別記事でまとめていきたいと思います。
▼▼【解説】理解度が深まるデスストランディング2【現象編】▼▼
②他配達人と繋がるブリッジリンクシステム
これもまた本シリーズの唯一無二な点。オンラインゲームでは無いのですが、他プレイヤー(サムワン)とのつながりを感じることができます。他プレイヤーの足跡を辿る、建設物を利用する、アイテムを借りるなど。1人プレイのゲームでありながら、繋がりを感じられるのは、まさに世界を繋ぐ本作だけのシステム。
③映画のようなストーリーと伏線回収※ネタバレあり※
1もかなりの伏線が散りばめられていましたが、本作はさらなる進化を見せてくれました。冒頭、成長したルーと2人でメキシコに暮らすサム。非常にホッコリとしながら、PS5ならではのグラフィックに見惚れていました。そこからの一点。ルーとサムを襲った悲劇。そこから始まる新たな配送依頼、再登場するかつてのヴィラン、サムの過去とトラウマ、ルーの正体など。多くは語らないようにしますが、依頼を進めれば進めるほど、続きが気になる。本当に完成度の高い映画のようでした。
多くは語らないようにしますが、必ず1をプレイしてから遊んでください。初見で100%味わえないのは勿体なさすぎる。
④小島監督の細部までの遊び心
メタルギアソリッドシリーズを手がけた小島監督。デスストはMGSV TPPを彷彿とするような暗い展開が続きますが、ユーモアを忘れないのが小島監督。これもまた皆さんの目で見てほしいので、ここでは個人的に印象に残ったキーワードだけ置いておきます。テーマソングに合わせて踊るドールマン、星野源のオールナイトニッポン、押井守監督、8時だョ!全員集合、この辺りでしょうか。
また悪役ヒッグスとのラストバトル。鳥肌が立つ演出。前作をプレイしてからと書きましたが、なんなら小島監督代表作メタルギアソリッドシリーズをプレイしてから、本作を遊んでくれと言いたい。
複雑なストーリーや、配送という性質上から長い悪路を移動するという状況から、賛否の否を唱える方も一定いらっしゃるようです。ただ私個人としては間違いなく人生の10本に入る名作だと思っています。
私がブログで紹介しているタイトルが好きな方は、私と嗜好性も似ていると思うので、是非、本シリーズを手に取ってください。
あなたがデスストランディングが、小島監督が大好きなサムワンになりますように。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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